「ハイランダー」

■観賞/DVD
■面白度/★★★★★
■不老不死度/★★★



ハイランダーと呼ばれる不死身の戦士達が何千年にわたり、一人生き残るまで殺し合いを続けるという話。一見超人物でアクション主体と思いきや、なんとも作りこまれた主人公のキャラクターが話に重みを添えて、殺し合うことを前提とした物語なのに切なさを感じる映画でした。
家族や友人、妻を得ても永遠に生きる主人公は彼らをどうしたって置き去りにして生きなければならないという部分の描写についても不満なく描写。古い映画ではありますが、良作でした。主人公が現代でも奥さんの命日に教会で祈りを捧げてるシーンは泣いたな…（鼻すすり）

「ル・ブレ」

■観賞/DVD
■面白度/★★★
■間抜け度/★★★★★★



全体的にコメディータッチですが、独特のテンポなので大爆笑というよりは「プッ」という感じ。なんともいえないハチャメチャな展開もさることながら、何より、主人公の一人であるレジオが最高に使えねぇ奴でもー、モルテスがそれにほだされてくのがもー（笑）
ラストあたりなぞは悪乗り感満載で、しっちゃかめっちゃぶりが面白かったです。ただ、途中で少し中だるみあったかも。

「リベリオン」

■観賞/DVD
■面白度/★★★★★★
■ガンカタ度/★★★★★★



人類間の争いを避けるため、感情を抑制する薬品で完全に統制された政府。音楽、芸術などの感情を煽るものは一切禁止され、そういったものを隠し持つ人間は残らず罰せられるという、なんとも恐ろしい世界のお話で主人公は特殊部隊のエリートだったのですが…というような話。
話、演出もすごくよかったのですが、何より斬新なアクション「ガン・カタ」。アクションを正に「魅せた」映画です。あんな銃の扱い方があったなんて！と本当に感動もの。今までにないアクション映画として着想にも◎でした。

「アンダー・ワールド」

■観賞/映画館
■面白度/★★★
■ホラー度/★



吸血鬼、人狼という設定をいまいち使いこなし切れてなかった気がします。静かな物語展開や全体の雰囲気は非常によろしかったものの、物語そのものは極めてシンプル、悪い言い方をすれば安直な運びだったかなぁと。
吸血鬼と人狼の対立という設定も、ネーミングなどの点でもう少し工夫があれば、面白かったかもしれません。
つか、吸血鬼が闘うのに銃とかナイフって…？！（笑）

「キス・オブ・ザ・ドラゴン」

■観賞/DVD
■面白度/★★★★★★
■極・アクション度/★★★★★★


これでジェット・リーに惚れましたともよ。アクションもとても良いですが台詞や雰囲気に滲む切なさが最高です。アクションだけでなく要所、要所でアクション、というのも物語のいいスパイスになっております。
笑わない主人公もグッド！
フランスの警察…って？！（目玉飛び出し）という細かい突っ込みはさておき、雰囲気に浸って楽しんで頂ければ尚のことグッドな作品。
話のテンポとしてはゲーム的ではありますが、それ故に理解にやすいという長所も。