■観賞/DVD
■面白度/★★★★★★
■バター茶度/★★
この上なく自分勝手で傲慢な主人公が、他人に対する労わりや思いやりを学んでいく過程が丁寧で、尚且つ、必要最低限の言葉以外はすべてを映像から語っていたため、見ていてじんわり、こちらも癒される映画です。
自分のことし考えられなかった主人公が、なんで自分じゃ駄目なんだろう?とか、なんで自分なんだろう?と悩む様が切々と伝わってくる作品。チベットの純朴な人々や自然も効果的でした。文句なしに良い作品!
出だしは「こんな奴、友達にいたらメリケンサックつけた拳で往復ビンタしてる」と思う程に自分勝手で傲慢な主人公のゴウイング・マイウェイっぷりったらなかったのです。
うわー、蹴りたいvとか素で思いましたもの(笑)
そんな主人公が困難な状況や助け合わないといけない状況に陥って、他人と支え合うことの大切さを少しづつ学んでいく訳なんですが、その過程が本当に丁寧で、主人公が変わっていくのが感覚的にも視覚的にもよく分かる部分がすごくよかったです。
ブラット・ピットはただ格好いいだけじゃないなと思わされた作品でもありました。
「12モンキーズ」「ファイト・クラブ」と並んでブラピ関連の好きな作品ベスト3です。「オーシャンズ11」は…あれは、まぁ、サービス映画なんで好きは好きですけど、どっちかというとゴージャスで遊び心満載な点が好きという具合です(笑)
印象に残るシーンも多くて、3時間近くあっても観ていることがまったく苦になりませんでした。
チベットの大自然もだけど、やっぱり人だなぁ。ミミズのエピソードなんかは「ああ…!」って思わされました。
生活の中に宗教が根付いている民族というのは世界各国に多く存在する訳ですが、このチベットの方々というのは自分のために宗教がある訳ではなく、自分ではない誰か(生物)のために、宗教を重んじて純粋にその思想を信じているんだという感じを受けます。
なんといえばいいのか、自分の中に常に答えがある、というか。どうして、結果があるのか、その結果にたどりついた原因は何か、自分はその原因と結果に対して何をすべきなのか、という指針として宗教がある、という印象です。
神の言ったことがすべて正しいのではなく、人にとって自分にとって、本当に正しいことはなんなんのか、ということを宗教をベースにして学んでいる人達、という感じなのですよ。
だから、台詞の一つ一つも行動の一つ一つも、ある種子供のように純粋だったり、ズキッとくる程的を得ていたり、見えるもののすべてを鵜呑みにしているのではなく、その見えるものの中から真実を見抜くことを自然にやってのけることのできる人達なんではなかろうかと…そんな印象でした。
それだけに、主人公が「何故」と問うても確たる答えはくれないし、時たま厳しい指摘もするんだけど、本当に人に優しくするつーのはこういうことなんでなかろうかと納得もできる訳で。
特にダライラマとの交流はよかったというよりすごかったです。
お互いがお互いの孤独を埋めるための存在として、お互いを求めているんだけども、いつまでも甘えていられないことも頭のどこかで分かっているような距離感もありつつ…最後にダライラマが「私はあなたの息子ではありません」と主人公に言ったシーンは心臓締めつけられる思いでした。
あの年齢にして、彼はもう自分の立場を痛い程理解してるという…ああもう、なんて言えばいいのか分からない!この映画好き過ぎる!!(涙)
良い映画でしたよ…何度観たってそう思えると思う。
友人の時計をクリスマスパーティに贈るシーンとか、旅人が無事帰ることを願うバター茶のおまじないとか、ダライラマが主人公の首に布を巻いて手を合わせるシーンとか、いちいちその意味を考えて泣けてくるような映画ですよ、ちくしょう(涙)
丁寧で繊細で素朴。そんな映画です。
うわー、蹴りたいvとか素で思いましたもの(笑)
そんな主人公が困難な状況や助け合わないといけない状況に陥って、他人と支え合うことの大切さを少しづつ学んでいく訳なんですが、その過程が本当に丁寧で、主人公が変わっていくのが感覚的にも視覚的にもよく分かる部分がすごくよかったです。
ブラット・ピットはただ格好いいだけじゃないなと思わされた作品でもありました。
「12モンキーズ」「ファイト・クラブ」と並んでブラピ関連の好きな作品ベスト3です。「オーシャンズ11」は…あれは、まぁ、サービス映画なんで好きは好きですけど、どっちかというとゴージャスで遊び心満載な点が好きという具合です(笑)
印象に残るシーンも多くて、3時間近くあっても観ていることがまったく苦になりませんでした。
チベットの大自然もだけど、やっぱり人だなぁ。ミミズのエピソードなんかは「ああ…!」って思わされました。
生活の中に宗教が根付いている民族というのは世界各国に多く存在する訳ですが、このチベットの方々というのは自分のために宗教がある訳ではなく、自分ではない誰か(生物)のために、宗教を重んじて純粋にその思想を信じているんだという感じを受けます。
なんといえばいいのか、自分の中に常に答えがある、というか。どうして、結果があるのか、その結果にたどりついた原因は何か、自分はその原因と結果に対して何をすべきなのか、という指針として宗教がある、という印象です。
神の言ったことがすべて正しいのではなく、人にとって自分にとって、本当に正しいことはなんなんのか、ということを宗教をベースにして学んでいる人達、という感じなのですよ。
だから、台詞の一つ一つも行動の一つ一つも、ある種子供のように純粋だったり、ズキッとくる程的を得ていたり、見えるもののすべてを鵜呑みにしているのではなく、その見えるものの中から真実を見抜くことを自然にやってのけることのできる人達なんではなかろうかと…そんな印象でした。
それだけに、主人公が「何故」と問うても確たる答えはくれないし、時たま厳しい指摘もするんだけど、本当に人に優しくするつーのはこういうことなんでなかろうかと納得もできる訳で。
特にダライラマとの交流はよかったというよりすごかったです。
お互いがお互いの孤独を埋めるための存在として、お互いを求めているんだけども、いつまでも甘えていられないことも頭のどこかで分かっているような距離感もありつつ…最後にダライラマが「私はあなたの息子ではありません」と主人公に言ったシーンは心臓締めつけられる思いでした。
あの年齢にして、彼はもう自分の立場を痛い程理解してるという…ああもう、なんて言えばいいのか分からない!この映画好き過ぎる!!(涙)
良い映画でしたよ…何度観たってそう思えると思う。
友人の時計をクリスマスパーティに贈るシーンとか、旅人が無事帰ることを願うバター茶のおまじないとか、ダライラマが主人公の首に布を巻いて手を合わせるシーンとか、いちいちその意味を考えて泣けてくるような映画ですよ、ちくしょう(涙)
丁寧で繊細で素朴。そんな映画です。
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ゼンジー
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非公開
趣味:
映画観賞と昼寝
自己紹介:
管理人が好きな時に映画の感想をのべーっと書くブログです。
更新は極めてランダム。
観賞した映画のリストのようなものなので、一言感想などが大半です。
評価は★の数で少ない(つまらなかった)←→多い(面白い)で。
ロングなレビューは作品により書いたり、書かなかったり。「全部読んでみる?」でご覧頂けます。
本当にまったりと趣味満開なブログでございます~。
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観賞した映画のリストのようなものなので、一言感想などが大半です。
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